2003-01-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日宣伝会議に行く途中渋谷の古本屋にて詩集を買い漁る。1冊250円〜300円。激安。なかには書き込みされているのもあって気付いたときはへこんだけど。書き込みするなら鉛筆でしてほしい。ボールペンじゃ消しようがねーよ。『吉田健一著作集』全32…

ロバート・クローズ『燃えよドラゴン』

ブルース・リーが強すぎて笑える。ジャンプして踏み付けてゴキッと骨折ってとどめを刺すのが印象的。アチャー!

ジェフレイ・チョーサー『カンタベリ物語 上』(ちくま文庫)

英文学の古典。西脇順三朗訳の散文訳で読みやすい。カンタベリ寺院への巡礼の道中、上は騎士から下は粉屋・料理人まで様々な階層の人々が話をする。下世話な話は所々笑えるが格別面白いわけではない。『千一夜物語』の方が奔放で読んでいて楽しい。書いてい…

ベートーヴェン

ジョージ・セル指揮『第九』(ASIN:B00005G8J6)を聴く。物凄い。精密、緻密な音。個々の楽器の音がクリアで切れ味が良く新鮮。クリーブランド・オーケストラの常任指揮者だった訳だが、後任者にブーレーズを指名したのも何となく頷ける。今年はクラシック熱…

田村隆一『腐敗性物質』(講談社文芸文庫)

実に良かった。硬質な力強い言葉に思わずカッコイイ、と叫びたくなる。詩の良さもだんだんわかってきたのかもしれない。大手拓次の詩集も早く買わなければ。 空から小鳥が墜ちてくる 誰もいない所で射殺された一羽の小鳥のために 野はある 窓から叫びが聴え…

フラ語の授業で発表

題材は自由だったのでアウグスト・ザンダー。1920〜50年位まで、ドイツで農民から医者、軍人、に至るまであらゆる階層の人々のポートレイトを撮り続ける。その集積『20世紀の人々』(ISBN:0810963981)は必見。ヴェンダースからプレゼントされて以来…

久しぶりにデュ・プレのCDを引っ張り出してきて聴く。エルガ―やドヴォルザークの協奏曲はスケールでかくて素晴らしい。女とは思えない演奏。落ち着いて聴くとバッハやヘンデルの演奏も素晴らしい。というか、やはりデュ・プレは凄い。そういえばデュ・プレと…

デビッド・ジョンソン『本当のジャクリーヌ・デュ・プレ』

映画としては全く面白くない。映像で語ると言う事をしていない。おまけに性的な描写多し。スキャンダラスな内容にして客集めようとしているようにしか見えない。デュ・プレの人生も、映画も、悲惨だった。

明日から学校。 気が重い。人文科学特論の発表&レポートを制作。奥泉光『バナールな現象』を題材にした。この小説、改めて良くできてると思う。いとうせいこうの解説も面白かった。そういえばスイスの新興宗教団体でクローン人間二人目登場とのこと。どうや…

谷崎潤一郎『谷崎潤一郎全集』

谷崎全集を読んでいるが『瘋癲老人日記』は実に面白かった。谷崎史上最高の悪女「颯子」が登場。日記という形式をとりながら主人公と谷崎自身がだぶるように書かれている。病状や墓地探しの話などは実際の話に近いのだろう、そういう意味でも楽しめる。現実…

年頭に当たり 昨年途中で断念したが毎日ではなくても日記を付けるのは面白いかもしれない。わりと何をしたか忘れてしまうから備忘録的に記録しておこう。年末から今日まで房総にて過ごす。 目標値 ふと振り返ると去年できたら年間150冊、と書いていたが結…