ジェフレイ・チョーサー『カンタベリ物語 上』(ちくま文庫)

アチャー!

英文学の古典。西脇順三朗訳の散文訳で読みやすい。カンタベリ寺院への巡礼の道中、上は騎士から下は粉屋・料理人まで様々な階層の人々が話をする。下世話な話は所々笑えるが格別面白いわけではない。『千一夜物語』の方が奔放で読んでいて楽しい。書いていて散文訳じゃないバージョンをちょっと読んでみたくなった。千一夜の様に読めば良いと思っていたけれどちょっと違うのかも、とも思う。ま、寝かせておいてその内読み返そう。2004/6/11

カンタベリ物語〈上〉 (ちくま文庫)