2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集5 サド公爵の生涯』(河出書房新社) 徹底的にサド侯爵について書かれている。随分サドマニアになってしまった。しかしサドの偉大さがわかった気がする。サドの小説を読むよりも、まずこちらを読んだ方が取っ付きやすいかもしれない。

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集4 世界悪女物語・夢の宇宙史』(河出書房新社) 『世界悪女物語』非常に面白かった。世の中にはいろんな人がいるもんだ。毒薬の手帖で出て来た毒薬とかを使う人もいる訳で、そちらも読んでおくと楽しさのシナジー効果。

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集3 犬狼都市・毒薬の手帖』(河出書房新社) 手帖シリーズ、超面白い。3冊の手帖シリーズはファッション誌風に言うならマストバイ、であります。なかなか良いペースで読めている。

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集2 黒魔術の手帖・神聖受胎』(河出書房新社) 澁澤龍彦に耽溺中。「黒魔術の手帖」は最高に面白かった。龍彦はスゲー頭良い。ちなみに、澁澤龍彦はほとんど河出文庫に入っているので、興味のあるやつだけを文庫で買うのが良いはず。…

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集1 エピクロスの肋骨・サド復活』(河出書房新社) ついに全集を買ってしまった。知的で文学的なオカルトの世界へ。サドに圧倒された。澁澤龍彦の怪奇幻想小説系の知識はさすがのもの。期待通りで非常に楽しい。

内田百間『内田百間集成10 まあだかい』(ちくま文庫) 小便の話が面白かった。「年寄りは長いね」と言われたと言う話。百間の随筆はどれを読んでも平均的に良い。独特のへりくつがたまらん。 リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』(河出文庫) 今…

エリー・フォール『美術史1 古代美術』(国書刊行会) 批評では無く美術に関する詩だ、と専門家から非難されていたというが、今となってはそれは最大の賛辞と言えるだろう。この本を愛読する作家や芸術家は多いと言う。ゴダールなども熟読しているらしく、…

ル・クレジオ『偶然 帆船アザールの冒険』(集英社) 集英社から出ているのがちょっと意外。凄くマニアックな所をたまに抑えてる。しかしこの人の小説は難しい。。楽しい小説が読みたい、と思った今日この頃。

清水昶『百年』(思潮社) まぁまぁ、と言った所か。ISBN:4783703132 荒川洋治『一時間の犬』(思潮社) つまらなかった。 友部正人『名前のない商店街』(思潮社) 特に感動しない。フォークシンガーだったらしい、昔。知名度は高いっぽい。 ジャン=ミシェ…

フェルナンド・ペソア『ポルトガルの海』(彩流社) ペソアが読める事に感謝しなければなるまい。1人の人間の内部に複数の人間がいる。もっと読みたい。どこか、全集をドカンと出したりしないかしら。

稲川方人『現代詩文庫 稲川方人詩集』(思潮社) 初期は堅苦しくて・・・。後半は読めた。詩檀のカリスマ、とか最近の評価は凄いようなので、機会があったら最近の物を読んでみようかな、とも思う。映画にも関わっている人なのでいつか読みたくなる日が来る…

白石かずこ『現代詩文庫 白石かずこ詩集』(思潮社) 初期の短い詩の方が好き。ISBN:4783707278

ジェラール・ド・ネルヴァル『阿呆の王』 ネルヴァルの幻の傑作と言われている作品。でも、よくわからんかった。あんま面白くなかったなぁ。残念。いずれ再読したくなる日がくるのを待とう。ISBN:4783727562

鈴木志郎康『現代詩文庫 鈴木志朗康詩集』(思潮社) プアプア詩はビックリ。ズルマッチョ ポエ、もビックリ。ISBN:4783707219 「口辺筋肉感覚による抒情的作品」 鈴木志朗康 ポポ ヌムヌムモナラミ ヌルヌルモモヌム ギレッチョ ズルマッチョ ヌルヌルモナ…

守中高明『現代詩文庫 守中高明詩集』(思潮社) 初期のはちと堅くて疲れる。「シスター・アンティゴネーの暦のない墓」は文句無しに良かった。ISBN:4783709262

松浦寿輝『現代詩文庫 松浦寿輝詩集』(思潮社) 自然と引込まれる廻る文章。言葉のリズムが独特。開成出身。ISBN:4783708681