ナタリア・ギンズブルク『ある家族の会話』(白水Uブックス)

新学期 操行ゼロ

著者はプルーストのイタ語訳をした人。自らの家族の自伝的小説。戦時中の体験を綴ったものという事で堅苦しく、重い、という先入観を抱きがちだが、父母が強烈な個性で面白い。結構良かった。長田弘もおすすめの一冊。

ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)