2003-02-12から1日間の記事一覧

充実した春休み。しみじみ思うが映画は素晴らしい。やはり映像で語る映画が素晴らしい。映像は時に言葉を超越する。そんな場面を目の当たりにしたときの感動は筆舌に尽くし難し。言葉には不可能な普遍性。映像の前に言葉は羨望を感じるんじゃないかしらん。…

バフティヤル・フドイナザーロフ『少年、機関車に乗る』 名前が覚えられない。白くとんだ画面が幻想的だけど意図的なのかは微妙な所。でもま、いいか。 ジャン・ビゴ 『新学期 操行ゼロ』 映画史上に残る不朽の名作。二回目にして凄さがわかった。なんという…

ナタリア・ギンズブルク『ある家族の会話』(白水Uブックス)

著者はプルーストのイタ語訳をした人。自らの家族の自伝的小説。戦時中の体験を綴ったものという事で堅苦しく、重い、という先入観を抱きがちだが、父母が強烈な個性で面白い。結構良かった。長田弘もおすすめの一冊。