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- カーティス・フラー『Blues-ette』
- アフターダークに出てきたトロンボーンをやるきっかけになったCD。引っ張り出してきてみる。冒頭の「Five Spot After Dark」はとても有名。実際テナーのベニー・ゴルソンとカーティス・フラーの相性は抜群で、こんもりと暖かい音色はたまらん。それを支える名手トミー・フラナガンのピアノ!名盤の方程式みたいなもんだな。ゴルソンて凄い歌心のある人なんだよなぁ、と曲からもアドリブからも窺える。たまらなく懐かしい。高校生の頃、ディスク・ユニオンを散策したなぁ。
- マウリツィオ・ポリーニ『べ−トーヴェン:ピアノソナタ22〜24、27番』
- いわゆる「熱情(Appassionata)」の最終楽章、最後の快速プレイはさすがポリーニ、って感じ。でも全体としては年とって丸くなったなぁっていう印象。この人にはマシーンのように弾き倒してもらいたいなぁ。若き日の録音のショパンのエチュードみたく、聴いていて目が点になってしまう様な、余計な感傷の入り込む隙間のない精確無比で即物的な快速演奏を。