大友啓史『ハゲタカ』
公開初日に見てしまった。松田龍平がかなり強引に物語に絡んできた感じがあって作り手の苦労が透けて見えた。そういうところに面白みを感じてしまうので大満足。それと鷲津の決め台詞「買い叩く」×3回が出てきた時にはキターって感じで思わず笑ってしまった。原作ものって難しいと思うのだけど、ドラマも含め「ハゲタカ」シリーズがよく出来ているのは思いっきり原作のキャラクターを切り捨てているところ。詰め込みすぎて消化不良になるものが多い中、贅肉のそぎ落とし方がうまいなぁ、と感心しました。原作読んでいたからこそ、ちょっと勉強になったかも。