西島大介『アトモスフィア』(早川書房
全2巻。自分の分身が出てきて、分身の分身が出てきて、その分身の分身の分身が・・・という無限連鎖の世界。自分の存在意義がどんどん薄れていって、すべてがどうでもよくなっていく感じ。ところがですよ、そんな真剣なテーマがありつつ、そのテーマの解決法がものすごい。このオチのつけ方は本当にびっくらこいた。こんなジメジメしたサブカル度満点の話に、痛快ですらあります。

 
アトモスフィア〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) アトモスフィア (2) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)