2005-10-31 ■ 読 藤本和子『リチャード・ブローティガン』(新潮社) ブローティガン、好きなんです。『西瓜糖の日々』に出会って以来、大好きなんです。他にもいっぱい、ブローティガン作品が読みたくなりました。 わからなければ、われわれは沈黙すべきである。普遍的と見なされているような知恵をもって、他者の行動を判断することは傲慢だ。わからないことをわかったといってしまう思いあがりに対抗する方法としての文学を、ブローティガンは想定して、その態度をつらぬいた。 「書かれた世界という秘儀」より P.235