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『ワード文化大事典 '01 '02』（資生堂文化部）

資生堂で毎週行われている各界著名人の講演、対談集。今旬な人達や、各業界の第一線で活躍している人達のことがざっと見渡せて非常に面白い。堀江敏幸、仲畑貴志、浅田彰、青山真治、池内紀、野崎歓、山下洋輔、長田弘などなど列挙してたらキリがない。資生堂のホームページや大型書店で販売中。

古井由吉『野川』（講談社）

最新作。老いや死がテーマなのだがあまりにも老いのテーマが前面に出てきている部分は退屈だった。こればかりは仕方ない、まだ２３歳だもの、やはりどうしたってわからない。もっともっと歳をとってから再読したとき初めてわかる気がする作品。あと相変わらず危うい精神状態にある人を描写させたら右に出るものがいない。いつ崩れるかわからない危ういバランス。