安永知澄『やさしいからだ』
全3巻。昔読んだ時に凄くつまらなかった印象があったのだけど、冤罪でした。1人の人物にフォーカスした短編の連鎖。数年前の自分は一体何を見ていたのか。面白かった。女性の心理描写の全てとは言わないけど、一部は、リアルにこういうのあるんだろうなぁ、と思うのだけど。それが繊細な乙女心なのか、ただの自意識過剰&被害妄想なのか、紙一重だなぁ、と思う。

やさしいからだ (1) (ビームコミックス)

やさしいからだ (1) (ビームコミックス)

やさしいからだ 3 (ビームコミックス)

やさしいからだ 3 (ビームコミックス)

羽海野チカ3月のライオン
1〜4巻。題材が変わっても作家性ってのは変わらんものだな、としみじみ。将棋盤ハチクロ。将棋要素も至極真っ当に入ってます。

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 2 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 2 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 3 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 3 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 4 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 4 (ヤングアニマルコミックス)

西炯子『かわいそうなお姫様』
嫁が好きだったというので読んでみたけれど、グリムやアンデルセンや日本の民話のようなお話。昔はこんなだったのか・・・

かわいそうなお姫様 (ピュアフルコミックス)

かわいそうなお姫様 (ピュアフルコミックス)

西炯子『ふわふわポリス』
こちらは、最新作。なんだか中途半端。もうちょっと続けられなかったもんかな。まさか1巻で終わるとは。

ふわふわポリス~比留ヶ谷駅前交番始末記~ (フラワーコミックスアルファ)

ふわふわポリス~比留ヶ谷駅前交番始末記~ (フラワーコミックスアルファ)

渡辺ペコ『ラウンダバウト』
1〜3巻。真がマコトちゃんになっちゃう、という小ネタが好き。表紙のデザインがかわいい。群像劇で視点が変わって行くってだけなら安永知澄『やさしいからだ』

もそうなんだが、向こうは視点と時間をいっぺんに変えてくるからあの不思議な広がりが出せるんだよな、と気づいた。もちろん、この作品の中にも軽く時間軸の移動が面白い箇所もあるし、これはこれで良くできてると思う。

人に何かを伝えたいときに
わざと意地悪言ったり、ヤなこと言って
ぺしゃんこにするのって
根性とセンスがすっごい悪いんだと思うし
歳とか男とか女とか何やってるかとか関係なく
あたしはそういう人キライだな

『ラウンダバウト』2巻 P.118

ラウンダバウト 1 (クイーンズコミックス)

ラウンダバウト 1 (クイーンズコミックス)

ラウンダバウト 2 (クイーンズコミックス)

ラウンダバウト 2 (クイーンズコミックス)

ラウンダバウト 3 (クイーンズコミックス)

ラウンダバウト 3 (クイーンズコミックス)