志村ふくみ『ちよう、はたり』(筑摩書房
何者なのか知らなかった。読後、調べてみたら草木染めによる作品(着物)の人間国宝だった。ちよう、はたりという言葉と装丁に吸い寄せられるように手に取り、ちょっとめくってみたら、きれいな小裂れの写真が目に飛び込んできて。初めて知ったけど自然の草木から緑だけは染まらないそうだ。緑ってそう考えると神秘的な色なのだな。

 
ちよう、はたり