大橋弘昌『負けない交渉術』(ダイヤモンド社
意外と面白かった。バランスが取れた本。そんなの当たり前じゃん、とか出来たら苦労しない、って感じではなく、実感がこもっている感触がある。べつに目から鱗の新鮮さも無いけれど、それはたいした問題じゃない。交渉中、別室で話し合う、とかみんな普通にやっているのかな。ちょっとやってみたい。
堀江敏幸『めぐらし屋』(毎日新聞社
小説を読むのはいつぶりでしょうか。禁断症状に耐えかねて一気読みしてしまいました。最近のはちょっとなぁ、と思いかけていたのですが、この新作はなんか戻ってきた感じがします。主人公の名前は蕗子。いい響きです。装丁もシンプルで素敵。

 
負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える めぐらし屋