2007-08-18 ■ 読 大橋弘昌『負けない交渉術』(ダイヤモンド社) 意外と面白かった。バランスが取れた本。そんなの当たり前じゃん、とか出来たら苦労しない、って感じではなく、実感がこもっている感触がある。べつに目から鱗の新鮮さも無いけれど、それはたいした問題じゃない。交渉中、別室で話し合う、とかみんな普通にやっているのかな。ちょっとやってみたい。 堀江敏幸『めぐらし屋』(毎日新聞社) 小説を読むのはいつぶりでしょうか。禁断症状に耐えかねて一気読みしてしまいました。最近のはちょっとなぁ、と思いかけていたのですが、この新作はなんか戻ってきた感じがします。主人公の名前は蕗子。いい響きです。装丁もシンプルで素敵。