アルベール・ロビダ『20世紀』(朝日出版社
1880年代に70年後の未来を予測した小説。ハイテクにはなっているものの基本的な世界観がもろに19世紀を引きずっているのは一目瞭然。何で一目瞭然かというと300点くらい挿絵が入っているから!んでもって未来予測系の本では珍しく、とてもお話が地味。ブルジョワ家庭の日常を通して描かれる、おかしな未来。これは青山ブックセンターで見つけたのだけど、本屋に行くとこういう変な出会いがあるから楽しいです。ちなみに結構な分量。かなり睡魔に襲われたのも事実。

 
20世紀