2007-05-18 ■ 読 ガルシア・マルケス『コレラの時代の愛』(新潮社) ガルシア・マルケスの小説シリーズ、装丁、造本がかっこよすぎます。51年9カ月と4日、一人の男(フロレンティーノ・アリーサ)が女を待ち続けるお話。なのだけど、その女、フェルミーナ・ダーサとフベナル・ウルビーノの長年にわたる結婚生活の描写のほうが好きだったりします。夫のだめ男ぶりや、ささいな喧嘩、とか。 《愛する人が死ぬときは、身の回りのものもすべて一緒に死ぬべきだ》