2007-01-02 ■ 読 京極夏彦『姑獲鳥の夏』(講談社文庫) 上巻。あまり推理ものとかは読んだことがないまま今まで生きてきたのだけど、思うところありまして、この京極堂シリーズに手をつけ始めてみました。あまりに分厚いから分冊文庫版で。冒頭あまりに哲学的な問答が続くので大丈夫なのかしら、と思ったけれど事件の話になってからは引き込まれました。主人公すら危ういバランスの上に立っているこの不確かな感覚はなんともいえない不穏さが出て引き込まれますね。さて、どうなる!?