2004-06-29 ■ 読 イタロ・カルヴィーノ『宿命の交わる城』(河出文庫) 城にやって来た人々の物語がタロットカードから紡ぎ出されるってのがユニーク。テーブルに並べられたタロットは縦からも横からも読み取れる訳で、1つ1つの読み取り方も面白い。イタロ・カルヴィーノは作品ごとに作風がガラッと変わるのも面白い。 篠山紀信『人間関係1』(マガジンハウス) 意外な人の繋がりが見えて面白い。大島渚がまだ元気だったりとか、感慨深い。時の流れは残酷ね。1500円は安いぞ。