2004-06-20 ■ 読 内田百間『内田百間集成16 残夢三昧』(ちくま文庫) 百間先生は非常に怖がりで、風も怖いし、雷も怖い。火事も怖いけど火事を見るのは大好き。火事関係の話や、戦争中死にかけた話等を収録。さらっと書いているけれど、焼夷弾が自分の目の前に転がってきてたまたま不発弾だったから死ななかった、とか、かなり運の強い人ではある。ご近所の青年はその時、肩に当たって首がふっ飛んだらしい・・・。