鷲田清一

鷲田清一『皮膚へ』(思潮社
自分が服飾全般に興味を抱くきっかけになったのはこの人の本だった。浪人時代にモードに関するものを集中的に読んで、その後はあまり読んでいなかったので、久しぶりの鷲田体験。数ある著作の中でも相当面白い方だと思う。ユベルマンに関する記述があることにもビックリ。今読んだからそこに反応できるけど、浪人時代に読んでいたらユベルマンには反応できなかっただろうな。作品は受容する側の身の丈を越えては受容されないという良い例だけど、それってちょっと怖いことだ。ISBN:4783715882
松浦寿輝『鳥の計画』(思潮社
思潮社の本ばかり読んでいるのはB本フェアで全て200円で大量に手に入れたから。汚れとかも特に気にならない程度なのだけど。ラッキーとしか言いようがない。松浦寿輝の詩は、読んでるうちに言葉のリズムに引き込まれていく印象。ISBN:4783704740