2003-05-13から1日間の記事一覧

後藤明生『挟み撃ち』(講談社文芸文庫) 「ゴトウメイセイ」と読む。再読して凄さを思い知った。1人の男が、20年前に着用した外套の行方を1日費やして訪ね歩く。ただ、それだけの話。要約してしまえばわずか1行余りのストーリーに、256ページが費や…