2003-01-01から1年間の記事一覧

エリー・フォール『美術史6 形態の精神I』(国書刊行会) 思っていたより難しかった。。集中力が切れてた事もあるけど。いつかガッツリ再読しよう。読んでも頭に入らない時ってあるよなぁ。でもこの本は良い本のはず。そんな状態で読んでいてもいいなぁ、…

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集12 ヨーロッパの乳房・エロティシズム・夢のある部屋 他』(河出書房新社) ヨーロッパ旅行記は面白かった。それまではなかなか無かったので新鮮。他も面白いのだが、飽きたと言うより慣れてしまった感あり。全集では12冊しか読ん…

ギョーム・アポリネール『アポリネール詩集』(小沢書店) 「アルコール」は近代の香りがぷんぷんした。時折ハッとするような表現が。

パウル・ツェラン『誰でもないものの薔薇』 ツェランは素晴らしい。良い本読んだなぁという気分になる。 内田百間『内田百間集成11 タンタルス』(ちくま文庫) 完結かと思いきや第二期が始まるらしい。へりくつ好きは性格なのかも、と今さら気付く。ゼミ…

『澁澤龍彦全集11 女のエピソード・偏愛的作家論・悪魔のいる文学史 ほか』(河出書房新社) やはり少し飽きてきているのか。悪魔のいる文学史とかあんまりのれなかった。 永瀬清子『あけがたにくる人よ』(思潮社) たいして感動せず。なんか自己満の香り…

吉行淳之介『原色の街・驟雨』(新潮文庫) 原色の街はいまいちだった。それ以外は良かった。色気があって読みやすい文章。エクセルで作っていた一言読書記録の転載だけで済まし気味な今日この頃。手抜き過去日記。ISBN:4101143013

仲畑貴志『コピーのぜんぶ』(宣伝会議) 大御所コピーライターの代表作を集めた本。やはり学ぶべき物は多い。と、共に正直かなわねぇな、とも思った。ある程度のコピーが書けたって大勢いるコピーライターの中の1人で終わったらしょうがない訳で・・・。今…

村上昭夫『現代詩文庫 村上昭夫詩集』(思潮社) 五億年は良かった。後半が良い感じかな。

泉鏡花『高野聖・眉かくしの霊』(岩波文庫) 幽玄な文体、非常に趣深く気に入った。半額の全集、買いか。と思いきや結局買わなかった。うむむ。 吉行淳之介『砂の上の植物群』(新潮文庫) 非常に読みやすい。倒錯した性が出てくるのにそんなにやらしい感じ…

石原雅晴『発想するコピーライティング』 この頃、本当にコピーライターになりたいしなれる可能性があったので当初の方針を変更してコピー関連の本を読んでみようと思う。コピーは地道な作業だと思う。地に足の着いたコピー。まじめでいいんだ。肝に銘じたい…

『千一夜物語 16』(岩波文庫) そろそろひと休みしようか。

『千一夜物語 16』(岩波文庫) この世界感、雰囲気がとても良い。としかもはや書けない。

『千一夜物語 15』(岩波文庫) どんな話かと言われてもあんま覚えていないんだが、なんか良い。とにかく万人に勧めたい世界的名作。写真は東洋文庫版。アラビアの原典から直接訳したことが特徴なり。

吉田文憲『現代詩文庫 吉田文憲詩集』(思潮社) 確か、松浦寿輝や朝吹亮二らと共に「麒麟」という同人誌を発行していたメンバーだったはず。期待して読んではみたけれど、死、幽霊、夢遊、のイメージ。散文詩はいまいち。ISBN:4783708738 『千一夜物語 14…

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集10 澁澤龍彦集成7・妖人奇人館・暗黒のメルヘン・黄金時代』(河出書房新社) 泉鏡花や小栗虫太郎などを読んでみたくなった。怪奇小説、幻想小説といった類いへの興味がふつふつと。読書欲、とどまる所を知らず。 ジェラール・ド・…

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集9 エルンスト・澁澤龍彦集成1〜6』(河出書房新社) やはり内容が重複することが多くなってきて、飽きてきた。まぁ、これだけ一気に読めば飽きるのも当たり前だが・・・。

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集8 サド研究・エロティシズム・幻想の画廊から・NUDEのカクテル』(河出書房新社) 「幻想の画廊から」が面白かった。今でこそここに載っている画家たちは市民権を得ているが、この本が出た当時はほとんど知られていなかったのではな…

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集7 狂王・異端の肖像・ホモ エロティクス』(河出書房新社) パヴァリアの狂王ルートヴィッヒは興味をそそられる。童貞王にしてワグナーのパトロン。城作りに熱中しノイシュヴァンシュタイン城を作ったことでも有名。澁澤好みの典型的…

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集6 快楽主義の哲学・エロスの解剖・秘密結社の手帖』(河出書房新社) 「快楽主義の哲学」は非常に読みやすい。今度の手帖シリーズは秘密結社だ!古今東西の秘密結社について調べてかかれた本。澁澤龍彦と言えば河出文庫のイメージが…

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集5 サド公爵の生涯』(河出書房新社) 徹底的にサド侯爵について書かれている。随分サドマニアになってしまった。しかしサドの偉大さがわかった気がする。サドの小説を読むよりも、まずこちらを読んだ方が取っ付きやすいかもしれない。

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集4 世界悪女物語・夢の宇宙史』(河出書房新社) 『世界悪女物語』非常に面白かった。世の中にはいろんな人がいるもんだ。毒薬の手帖で出て来た毒薬とかを使う人もいる訳で、そちらも読んでおくと楽しさのシナジー効果。

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集3 犬狼都市・毒薬の手帖』(河出書房新社) 手帖シリーズ、超面白い。3冊の手帖シリーズはファッション誌風に言うならマストバイ、であります。なかなか良いペースで読めている。

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集2 黒魔術の手帖・神聖受胎』(河出書房新社) 澁澤龍彦に耽溺中。「黒魔術の手帖」は最高に面白かった。龍彦はスゲー頭良い。ちなみに、澁澤龍彦はほとんど河出文庫に入っているので、興味のあるやつだけを文庫で買うのが良いはず。…

澁澤龍彦『澁澤龍彦全集1 エピクロスの肋骨・サド復活』(河出書房新社) ついに全集を買ってしまった。知的で文学的なオカルトの世界へ。サドに圧倒された。澁澤龍彦の怪奇幻想小説系の知識はさすがのもの。期待通りで非常に楽しい。

内田百間『内田百間集成10 まあだかい』(ちくま文庫) 小便の話が面白かった。「年寄りは長いね」と言われたと言う話。百間の随筆はどれを読んでも平均的に良い。独特のへりくつがたまらん。 リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』(河出文庫) 今…

エリー・フォール『美術史1 古代美術』(国書刊行会) 批評では無く美術に関する詩だ、と専門家から非難されていたというが、今となってはそれは最大の賛辞と言えるだろう。この本を愛読する作家や芸術家は多いと言う。ゴダールなども熟読しているらしく、…

ル・クレジオ『偶然 帆船アザールの冒険』(集英社) 集英社から出ているのがちょっと意外。凄くマニアックな所をたまに抑えてる。しかしこの人の小説は難しい。。楽しい小説が読みたい、と思った今日この頃。

清水昶『百年』(思潮社) まぁまぁ、と言った所か。ISBN:4783703132 荒川洋治『一時間の犬』(思潮社) つまらなかった。 友部正人『名前のない商店街』(思潮社) 特に感動しない。フォークシンガーだったらしい、昔。知名度は高いっぽい。 ジャン=ミシェ…

フェルナンド・ペソア『ポルトガルの海』(彩流社) ペソアが読める事に感謝しなければなるまい。1人の人間の内部に複数の人間がいる。もっと読みたい。どこか、全集をドカンと出したりしないかしら。

稲川方人『現代詩文庫 稲川方人詩集』(思潮社) 初期は堅苦しくて・・・。後半は読めた。詩檀のカリスマ、とか最近の評価は凄いようなので、機会があったら最近の物を読んでみようかな、とも思う。映画にも関わっている人なのでいつか読みたくなる日が来る…